キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥類である。
ニワトリくらいの大きさ。翼は、すっかり退化してしまっていて、まったく飛べない。翼は近くから見ても外見上まったく無いように見えるほどに退化している。骨の構造上は、翼(前肢)は一応は存在しているが、成熟した個体をとらえて羽毛を強引にめくるようにして調べてみても、その長さはせいぜい5cmほどしかないほどに退化している。翼が退化したかわりに、同程度の体格を持つ他の鳥類に比べてたくましい脚を持ち、速く走る。
ニュージーランド固有の鳥で、ニュージーランドの国鳥とされていて、しばしばニュージランドやニュージランド人のシンボル、象徴とされる。
天敵のいない環境に適応していることから、ネコやネズミなどの移入動物(人間が作為的に持ち込んだ動物)の影響で雛が食べられてしまい、個体数は減少傾向にあり、絶滅の危機にある。
夜行性で、視力が弱く、昼間は樹の洞などに隠れている。夕方以降、餌を求めて歩き回る。くちばしの尖端に鼻孔があり、またセンサーのようになっているヒゲを用いて、鋭敏な嗅覚によって餌を探す。地面にくちばしを差し込んで、地中にいるミミズや昆虫の幼虫、果実などを探し、食べている。
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