ツノメドリ(角目鳥)は、チドリ目ウミスズメ科に分類される海鳥である。北太平洋に分布する。
体長は40cmほどでハトより大きい。太くて縦に平たいくちばしが最大の特徴で、縦に数本の溝があり、根元が黄色で先が赤い。胸から腹は白く、腹と顔以外の羽毛は黒い。
冬羽では顔が灰色でくちばしもくすんだ色だが、夏羽ではくちばしの色があざやかになり、顔が白くなる。目の上と後ろに黒くて細いもようができ、名前のとおり目から角が生えたようになる。
非繁殖期は外洋ですごす。短い翼をたくみに使って潜水し、おもに魚類を捕食する。くちばしの縁は鋭いギザギザで、くわえた魚を逃がさないようにできている。
繁殖期には海に面した断崖の上の地面に集団で巣穴を掘って繁殖する。ヒナが孵化すると親鳥は海で採餌し、くちばしに魚を多数ぶらさげて巣に戻ってくるようになる。
大きさ:8.9×3.4×4.4cm
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