シノノメサカタザメ (東雲坂田鮫、Rhina ancylostoma) は、ガンギエイ目シノノメサカタザメ科に属するエイ。暖かい海の沿岸に生息する大型のエイで、全長3mになる。インド洋・西太平洋の熱帯から温帯海域に広く分布する。生息水深帯は3-90m。沿岸性で、サンゴ礁や砂泥質の海底付近を好む。
最大で全長300cm、体重135.0kgに達する。エイとサメの中間のような体型だが、鰓裂が腹面にあることからエイの仲間であることが分かる。背側の体色は青みがかった灰色か褐色で、白色の斑模様がある。腹側は白色。幼魚では斑模様がより顕著で、両目の間に暗色帯が複数本ある。
沿岸に生息するエイの一種だが、砂に潜ったり海底で休んだりする姿はほとんど見られず、常に海底付近を活発に遊泳する。他の多くのエイ類とは異なり、発達した尾鰭を左右に振って推進力を得る。
底生性の甲殻類や貝類、硬骨魚類を捕食する。
大きさ:14.0×20.3cm
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