アウストラロピテクス・ロブストス(Australopithecus robustus)は、パラントロプス・ロブストス(Paranthropus robustus)とも称され、南アフリカに200万から250万年前に生息していた化石人類である。この種は頭蓋骨が左右方向に広がって顔面も広くなり、咀嚼力(噛む力)が強いことが特徴とされている。
体長は1.3から1.4mで、華奢型アウストラロピテクスよりひと回り大きい。脳もいくらか大きめである。堅い食物を咀嚼するため、高く厚い下顎と太い側頭筋、それを通すために張り出した頬骨弓および大型の臼歯など頑丈な咀嚼器を有している。硬い植物性の食物、根などを常食としていたと考えられる。
サイズ:17.8×15.2×15.2cm
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