ダイアオオカミ(Dire wolf)は、約180万- 約1万年前にアメリカ大陸に棲息していた、イヌ属の一種。ネコ目(食肉目)中のイヌ科- イヌ属に分類される絶滅種であり、現生するタイリクオオカミとは、先行する絶滅種であるアームブラスターオオカミを仲立ちとして近縁にあたる。体長約1.5m、尾長約0.5m、体高約0.8mと既知で史上最大のオオカミ、かつ、史上最大のイヌ科動物とされており、食性は腐肉食と考えられている。
頭部は幅広く、側頭窓と頬骨弓の拡大によって咬筋に大きな付着部を与えていた。また、顎は頑丈であり、長い歯を持っていた。この歯は摩耗の状態などから骨を噛み砕いていたと思われる。こうした特徴はハイエナやコヨーテなどに似ており、おそらく腐肉食であったことを示唆している。脳函は現生群に比して小さい。四肢はハイイロオオカミに比べると短いが、強力であり、先端にはやや丸みを帯びた引っ込まない鉤爪があった。
標本の天然色を模して、tarpit仕上げとなっています。
大きさ:31.8×16.5×14.0cm
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